はじめに
本稿では、オンライン英会話教室SEKAImeの現役講師が、英語の名詞について解説します。
そもそも英語の名詞ってなんだっけ?
不可算名詞ってよく分からない・・
water にはどうして a がつかないの?
このように思っている方の疑問を分かりやすく解消していきます!
本稿では、英語初心者の方がまず英会話に必要な「名詞の知識」を優しく説明します。
名詞とは
名詞とは簡単に言えば、人や物、事の名前です。
【名詞の例】
人をあらわす名詞
Naomi(ナオミ)
Williams(ウィリアムズ)
team(チーム)
物をあらわす名詞
desk(机)
water(水)
furniture(家具)
事(概念や考え方)をあらわす名詞
experience(経験)
information(情報)
democracy(民主主義)
英語の文には基本的に、1つ以上の名詞が入っています。
英語を学習する上で、名詞について理解することはとても大切です。
名詞 = 人・物・事の名前
可算名詞と不可算名詞
名詞は大きく分けると2つのグループに分けられます。
- 可算名詞 ・・・数えられる名詞
- 不可算名詞 ・・・数えられない名詞
英語とは、物や人の『数』をはっきり相手に伝える言語なので、この「数えられるかどうか」という概念はとても大切です。
可算名詞
まずは、可算名詞から説明していきます。
可算名詞とは、目で見たときに1つ、2つと数が数えられるものです。
数えられる名詞であれば、「〇〇個」「〇〇人」と言うことができます。
1つ、1人など単数の場合は「単数形」、1つ以上、1人以上など、複数の場合を「複数形」といいます。
可算名詞の単数形
単数形の名詞の前には冠詞( a/an )をつけます。a/anが「ひとつの~」という意味なので、これがあるとその単語が単数であることがわかります。また、a/an の代わりに他の限定詞( the, my, thisなど )をつけることもできます。
【例】
a cat(猫)
an orange(オレンジ)
the pen(そのペン)
my father(私の父)
this house(この家)
可算名詞の複数形
「単数形」を「複数形」にするとき、通常は「名詞+s」のように語尾(単語の最後のスペル)に「s」をつけます。ほとんどの単語がこの形です。
【例】
river→rivers(川)
car→cars(車)
ring→rings(指輪)
しかし、名詞の「語尾」によっては、そのルールが適用されないことがあります。
以下にその一部の例を挙げます。
・単語の語尾がs, x, z, ch, sh で終わる名詞
→ -es を付ける
【例】
bus→buses(バス)
wish→wishes(願い)
box→boxes(箱)
・不規則に変化する名詞単語の語尾が「母音以外+y」で終わる名詞
→ yを消して-ies を付ける
【例】
country→countries(国)
city→cities(街)
story→stories(物語)
・不規則変化をする名詞
【例】
man → men(男性)
child → children(子ども)
foot → feet(足)
knife → knives(ナイフ)
leaf → leaves(葉っぱ)
crisis → crises(危機)
不可算名詞
不可算名詞とは、目で見たときに、そのモノが1つ、2つと数として数えられないものです。基本的には数ではなく、量で表すものは不可算名詞になります。
「Do you want a water? 」は ❌
「water」は数えられない名詞なので、「Do you want water?」が正しい
形が決まっていない液体・気体
水や空気のように形の決まっていない液体や気体は、そのものを複数形にするのではなく容器を数えます。
【例1】水
1杯の水 → a glass of water
2杯の水 → two glasses of water
【例2】コーヒー
1杯のコーヒー → a cup of coffee
2杯のコーヒー → two cups of coffee
材料・素材
料理で使う材料や、建築などの素材は基本的に不可算名詞です。
【例】塩
あまりにも小さな単位なので、塩を1粒ずつ数えることはほとんどないですよね。
その場合、容器などに入れて量ります。そうすると容器の量によって、同じ重さを量っても容器の数は変ります。そのため明確には数えられないので不可算名詞となります。
ひとつまみの塩 → a pinch of salt
*ピザやケーキ
1切れのケーキやピザのように、全体のうちの1部分を指して言うものも不可算名詞です。
(a pizzaはピザまるまる1枚を指す可算名詞)
【例】
1切れのピザ → a piece of pizza
2切れのピザ → two pieces of pizza
集合体
人口や情報のような、何かの集合体を1つと数えるものも不可算名詞です。
(単数・複数どちらの扱いにもなる単語があるので注意が必要です)
【例1】人口
人口は1人1人とは数えず、1つの「塊」としてとらえます。
人口が多い場合は → large population
人口が少ない場合は → small population
【例2】情報
情報は形がないので1つ、2つとは数えず、情報の「量」としてとらえます。
多い場合は → much information
少ない場合はless → less information
世界にそれだけしかないもの
人や建物、ブランド、場所の名前なども不可算名詞です。「a Hanako」や「a Tokyo tower」とは言いません。
【例】
Michael(マイケル=人名)
LOUIS VUITTON(ルイヴィトン=ブランド名)
New York(ニューヨーク=地名)
Eiffel Tower(エッフェル塔=建物)
可算名詞と不可算名詞の違いは?
可算名詞・不可算名詞の考え方は日本語にはない概念なので、最初から完璧に習得することは難しいです。(ある程度英語学習をしている人でも間違えます!)
ここでは、英語とは物や人の『数』をはっきり相手に伝える言語であり名詞が「数えられるかどうか」という概念が大切だと頭に入れたら大丈夫です。
英文に触れる中で、徐々にその感覚に慣れていきましょう。
名詞を辞書で引くと、可算名詞は「C」・不可算名詞は「U」のマークが記されているので、こちらを参考に学習していくのもオススメです!
名詞の位置
英文の中で名詞が置かれる位置は主に以下の4つになります。
- 主語
- 目的語
- 所有格
- 前置詞(「on」や「with」などの後ろ )
「主語」
主語とは文中の「誰は、が(何は、が)」の部分で、基本的に文頭にくる言葉です。
【例】
《Rasa》is a teacher.(リサは先生です。)
「目的語(対象物)」
目的語(対象物)は動作の対象となるものを表す語句です。「【主語】は~を・・する」という文の「~を」にあたる部分が目的語(対象物)です。
【例】
He loves《books》.(彼は本を愛しています。)
「所有格」
所有格は、「〜の」という表現です。名詞を所有格として使う時は、名詞の後ろに「’s」をつけます。
【例】
Michael‘s bag(マイケルのカバン)
Hanako‘s desk(ハナコの机)
ただし、「my」、「your(あなたの)」「his(彼の)」などのように「’s」ではなく、単語自体が変化するもの(代名詞)もあります。
「前置詞」の後
名詞は、前置詞「on」や「with」などの後ろに置くことができます。足したい情報(時や場所、性質など)を加えて伝える表現になります。
【例】
at the station(その駅で)
with my wife(私の妻と)
on the sofa(そのソファの上に)
まとめ
本稿では名詞について詳しく解説していきました。
名詞についてまとめると
- 名詞は人や物、事の名前
- 可算名詞=数えられる名詞
- 不可算名詞=数えられない名詞
- 名詞は主語・目的語(対象物)・所有格・前置詞として使う
これらのポイントを押さえて、英語学習頑張っていきましょう!
では、Have a good day~!
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