英語の豆知識

使えたらかっこいい!英語のことわざ・格言【15選】文法も解説

みなさん英語の『ことわざ』や有名な『格言』をどれくらい知っていますか?

日本語にも多くの『ことわざ』や誰もが知っている『格言』がありますが、もちろん英語にもあります。

でも、「ことわざや格言ってなんだかハードルが高いな…」と感じますよね。ですが、英語の『ことわざ』や『格言』は日本語と違いシンプルな単語で短く覚えやすいものも結構多いんですよ!

そこで今回は、覚えやすいのに知っていたらかっこいい英語の『ことわざ』と『格言』をご紹介します。

ことわざ

Easy come, easy go.

【意味】簡単に手に入るものは、簡単に失う

ネイティブは「まあ仕方ないね」と言った感じで自分が開き直るときに独り言のように使ったり、誰かが簡単に手に入ったものを失ってショックを受けているときに、「Easy come, easy go!」と言って慰めるときに使ったりします。

簡単なフレーズなので、ぜひ覚えて使ってみてくださいね!

Seeing is believing.

【意味】百聞は一見にしかず

直訳すると「見ることは信じること」なので、日本のことわざ「百聞は一見にしかず」とほとんど同じ意味になります。

「A is B」という簡単な文型ですが、AもBも動名詞(動詞のing形)になっているのがポイントです。

実は、英語のことわざには動名詞がよく使われているので、そちらにも着目してみてくださいね!

All’s well that ends well.

【意味】終わりよければすべてよし

イギリス由来のことわざで、ウィリアム・シェイクスピアの戯曲のタイトルからできました。

しかし実はこのことわざ、文法的に違和感があるんです。

文法的に正しくすると”All that ends well is well.”となります。
仕組みとしては、”All is well.”「すべて良い。」という文章と、”(It) ends well.”「それは良く終わる。」という文章を関係代名詞”that”で繋いでいるのです。

文法的には間違っていますが、文法の正しさよりも、シェイクスピアのタイトルである「all’s well that ends well」の方がことわざとして一般的に使われています。

また、「all’s well that ends well.」を音読してみるとわかると思いますが、韻を踏んでいるのです!

もしかしたら、この語順にした方が韻を踏めてキャッチーなフレーズになるので、語順を入れ替えたのかもしれませんね。

Failure teaches success.

【意味】失敗は成功のもと

直訳は「失敗が成功を教えてくれる」となり、イメージもしやすいですよね!
シンプルな構造で、私たち日本人にも分かりやすいことわざです。

Kill two birds with one stone.

【意味】一石二鳥

直訳すると「一つの石で鳥を二羽殺す」になります。
ひとつのことを行った結果、2つの利益を得ることの意味で、これは英語も日本語も全く同じ意味のことわざです。

So many men, so many minds.

【意味】十人十色

「人の数だけ心は違う」という意味です。人それぞれ考えや好みは異なりますよね。

Out of the mouth comes evil.

【意味】口は災いの元

語順が入れ替わる、倒置の構文が使われていることわざです。「災い、悪事が口から出てくる」が直訳になります。

The early bird catches the worm.

【意味】早起きは三文の徳

直訳すると「早起き鳥は虫を捕まえる」ですが、英語圏では早起きの鳥には虫を捕まえるチャンスがあると考えられています。
Early birdは早起きな人という意味でよく使う表現です。

No pain, no gain.

【意味】虎穴に入らずんば虎子を得ず

「苦労なくして利益なし」という意味です。
価値があるものを得るためには、努力や苦労はつきものという考えは、英語でも日本語でも変わらないことがわかります。

また、こちらも「ain」で韻を踏んでいますよね!古くから残る言葉にはそれなりの理由があって、耳に残りやすいキャッチーなものが多いのかもしれませんね。

Many a little makes a mickle.

【意味】ちりも積もれば山となる

直訳は「たくさんの小さなものは多量なものをつくる」つまり、「小さなものでも集まれば大きなものになる」という意味になります。

“mickle”という単語は聞きなれないと思いますが、それは当たり前で古い英語で「たくさんのもの・多量」という意味なんです。

今では標準的に使われる言葉ではないので、知っていたらきっと相手をびっくりさせらますね!

格言

The man who has no imagination has no wings.

【意味】想像力のない人に、翼は持てない。

米国の元プロボクサーであるMuhammad Ali(モハメド・アリ)の格言です。

文法としては『who』を使った関係代名詞が使われていますが、主語と動詞を正しく見つけられれば、分かりやすい構造です。

“The man (who has no imagination)”が主語、後ろの”has”が文全体の動詞ですね!

Living is not breathing but doing.

【意味】生きるとは呼吸することではない。行動することだ。

『社会契約論』や『エミール』の作者として有名な哲学者Jean-Jacques Rousseau(ルソー)の格言です。

哲学者らしいフレーズですが、文法や単語自体はそれほど難しいものを使っているわけではありません。

You can’t get away from yourself by moving from one place to another.

【意味】あちこち旅をしてまわっても、自分から逃げることはできない。

『日はまた昇る』や『老人と海』などを執筆した米国の小説家であるErnest Hemingway(アーネスト・ヘミングウェイ)の格言です。

「人はそれぞれに苦悩する問題があり、それを認めることから逃げ出していては、いつまでたっても問題は解決はできず、そしてそれはどこへ行っても必ずついてまわる。」というメッセージが伝わりますね。

こちらも単語や文法は中学レベルで組み立てられています。byやfromなどの前置詞に着目して文章を切って、丁寧に分解してみると意味が把握しやすくなります。

I do not seek, I find.

【意味】私は捜し求めない。見出すのだ。

かの有名なスペイン出身の芸術家Pablo Picasso(パブロ・ピカソ)の格言です。

答えとは自分がいくら探そうとして求めても見つかるものではなく、ふとした瞬間に気付くものだという、ピカソの繊細な感性を感じられる言葉ですね!

seek(捜し求める)とfind(見出す)の違いにも着目してみてください。

We don’t stop playing because we grow old; we grow old because we stop playing.

【意味】年をとったから遊ばなくなるのではない。遊ばなくなるから年をとるのだ。

アイルランドの劇作家で、ノーベル文学賞も受賞しているGeorge Bernard Shaw(バーナード・ショー)の格言です。

いつまでも元気に遊び心を忘れずにいたいですね!

まとめ

使ってみたい『ことわざ』や『格言』はありましたか?

今回ご紹介したのは、比較的文法や単語が簡単だったと思うので、お気に入りの『ことわざ』や『格言』をぜひ覚えて使ってみてくださいね!

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